「ゴムじゃないコンドーム」という言葉を見て、では何でできているのか気になったことはありませんか。コンドームの材質は、大きく分けて天然ゴムラテックス製とポリウレタン製があります。ただし、商品名や薄さの数字だけでは材質は分かりません。「003」「002」「ゼロワン」といった名前は製品シリーズの名前で、材質そのものを表す言葉ではないからです。
材質を知りたいときの近道は、箱に書かれた材質表示を探すことです。代表的な3商品を例に、表示の見方と素材ごとの違い、選ぶときの順番を整理します。
材質は、箱の「材質表示」で確認する
手元の製品の材質を確かめる場所は、主に次の3か所です。
- 箱の側面・背面にある材質の表示(「天然ゴムラテックス」「ポリウレタン」などの表記)
- 箱の中の説明書(添付文書)の材質欄
- メーカー公式サイトの製品ページの仕様欄
同じメーカーでも製品ごとに素材は分かれます。オカモトを例に取ると、003は天然ゴムラテックス製、ゼロワンは水系ポリウレタン製です。「このメーカーの製品は全部同じ素材」という思い込みは外してください。薄さを示す数字、パッケージの色、価格帯でも材質は判断できません。

箱を捨ててしまった場合は、個包装の製品名から同じ製品の公式案内を探して照合します。製品名が特定できない、表示が確認できない場合は、材質が分かる新しい製品を用意した方が、選び直しが確実です。
代表的な3商品の材質

| 商品 | 材質 | 確認するときのポイント |
|---|---|---|
| オカモト003 スタンダード | 天然ゴムラテックス | 同じオカモトでもゼロワンとは素材が異なる |
| サガミオリジナル002 | ポリウレタン | 「002」はシリーズ名。サイズや個数も別に選ぶ |
| オカモトゼロワン | 水系ポリウレタン | 同じゼロワンでも標準・Lサイズなどの種類がある |
ポリウレタン製の買い置き候補として、この2製品を挙げておきます。
サガミオリジナル002 10個入
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価格:1,449円(2026-10-26確認時点)。ポリウレタン製の代表として、比較表に挙げた製品です。
オカモトゼロワン 3個入
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価格:861円(2026-10-26確認時点)。水系ポリウレタン製で、003とは素材が異なる製品です。
なお、サガミオリジナルには002のほかに001もあります。001もポリウレタン製で、シリーズ内ではより薄さを追求した位置づけの製品です。素材は同じでも製品が違えばサイズ展開や個数、価格帯は変わるので、「ポリウレタン製で選ぶ」と決めた後も、製品ごとに仕様を確認してください。
サガミオリジナル001 5個入
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価格:1,102円(2026-10-26確認時点)。002と同じポリウレタン製で、より薄さを追求した位置づけの製品です。
天然ゴムラテックス製の特徴と注意点
天然ゴムラテックスは、ゴムを原料とする素材です。伸びがよく、体に沿いやすいことが一般的な特徴として挙げられます。長く販売されている製品が多く、サイズや形状の選択肢が広いのもこの素材です。
注意点は大きく2つあります。
ひとつはアレルギーです。ラテックスアレルギーがある人は天然ゴムラテックス製を避け、ポリウレタン製など別の素材を選びます。使用中にかゆみや発疹、痛みなどが出た場合は、素材だけが原因と決めつけず、使用を中止して医療機関に相談してください。
もうひとつは潤滑剤との組み合わせです。天然ゴムラテックス製のコンドームに、油性の潤滑剤(オイルや油分を含む製品)を組み合わせると、素材が劣化して破れやすくなるおそれがあります。併用するなら水溶性の潤滑ゼリーを選び、容器の表示で併用の可否を確認してください。
ポリウレタン製の特徴と注意点
ポリウレタンは樹脂系の素材で、天然ゴムラテックスとは別物です。薄く仕上げやすい素材で、サガミオリジナルやオカモトゼロワンのように「薄さ」を売りにする製品に採用されています。体の熱が伝わりやすいと感じる人がいること、ゴム特有のにおいがないことも、メーカーの案内でよく挙げられる特徴です。
一方で、伸びの性質はラテックスと異なるため、同じ「標準サイズ」の表記でも装着感が同じとは限りません。素材を替えたときは、サイズや形状もあらためて確認する必要があります。「薄い方へ替えたら締め付けが気になった」という場合は、薄さの問題ではなくサイズや素材の伸びの問題かもしれません。
ラテックスアレルギーの代替として選ばれることが多い素材ですが、「ポリウレタン製なら誰にでも合う」ということではありません。違和感や痛みが続く場合は使用をやめ、必要に応じて医療機関に相談してください。
個包装の形も、素材とは別の違い
サガミオリジナルは、個包装がブリスターパック(硬めのケース状)で、開ける向きや取り出し方が包装側に設計されています。一般的な薄い包装とは開け心地や保管のしやすさが変わるため、素材だけでなく包装も含めて「使い続けやすいか」が変わります。財布やポーチでの持ち歩きやすさ、開封時に破ってしまわないかといった点は、素材の優劣とは別の、実用面の比較ポイントです。
選ぶ順番は「素材→サイズと形状→個数」
買い替えで迷うときは、検討する項目を分けて順番をつけると選びやすくなります。
- 素材を決める(アレルギーの有無、油性潤滑剤を使うかどうかで候補が変わる)
- 同じ素材の中で、サイズ表記と形状を見る
- 最後に包装数(個数)を決める
具体例で見ると、今の製品がオカモト003で「ゴムのにおいが気になる」「ラテックス以外を試したい」という希望なら、素材の段階で候補はポリウレタン製に絞られます。その中でサイズ表記と形状を見て、最後に個数を決める、という流れです。希望が「単に買い置きを増やしたい」だけなら、素材もサイズも変えず、包装数だけを変えるのが最も迷いません。変える項目を一度に増やすほど、合わなかったときに原因が分からなくなります。
反対に、薄さの数字だけで先に製品を決めてしまうと、素材とサイズの確認が後回しになりがちです。「今の製品の何を変えたいのか」をひとつ決めることも有効です。個数を増やしたいだけなのか、サイズを変えたいのか、天然ゴム以外の素材を試したいのかで、候補は大きく変わります。
購入後の使い勝手も、選び続ける理由になります。サガミオリジナル002(10個入り)の購入者の感想には、個包装を開けやすく表裏が分かりやすいという投稿がありました。サガミオリジナルは個包装がブリスターパックで、公式案内でも取り出す向きの説明があります。「素材はポリウレタン、包装はブリスターパック」というように特徴を分けて見ると、薄さだけでは見えない違いが分かります。ただし、包装の評判と自分に合うサイズかどうかは別の話です。同じレビュー一覧には、もっと大きいサイズを望む声もありました。

違和感があったときは、素材だけのせいにしない
かゆみ、ヒリつき、締め付け感といった違和感が出たとき、理由は素材とは限りません。サイズが合っていない、潤滑が足りていない、潤滑ゼリー側の成分が合わない、といった別の要素でも同じような感覚になります。「素材を替えたら解決するはず」と決めつけず、サイズ、形状、潤滑ゼリーの有無と種類をひとつずつ分けて見直してください。
それでも症状が繰り返す、痛みや発疹がはっきり出る、といった場合は、製品の選び直しで解決しようとせず、医療機関に相談してください。素材名だけで原因を特定することはできません。
潤滑ゼリーも、素材に合わせて選ぶ
潤滑ゼリーを一緒に使う場合は、コンドームの素材との組み合わせを容器の表示で確認します。サガミオリジナルゼリーは、同社の天然ゴムラテックス製・ポリウレタン製との併用が案内されています。オカモトも自社コンドームに自社の水溶性潤滑剤を案内しています。繰り返しになりますが、天然ゴムラテックス製に油性の潤滑剤は組み合わせません。
潤滑ゼリー自体の比較(分包タイプとチューブタイプ、メーカーごとの違い)は、潤滑剤とコンドームの併用を扱った記事で詳しく整理しています。

よくある質問
「ゴムじゃない」と書かれていたら何製ですか?
多くの場合はポリウレタン製を指しますが、その言葉だけで他の製品に当てはめることはできません。サガミオリジナル002の素材はポリウレタンですが、製品ごとに箱の材質表示で確かめるのが確実です。
オカモトの製品は全部ラテックス製ですか?
いいえ。003は天然ゴムラテックス製、ゼロワンは水系ポリウレタン製です。同じメーカー内でも製品ごとに素材が分かれます。
箱を捨ててしまった場合は?
個包装の製品名や表示から、メーカーの公式案内で同じ製品の仕様を探します。製品を特定できない場合は、材質表示が確認できる新しい製品を用意する方が選び直しやすくなります。
材質が違えば、避妊や感染予防の効果も変わりますか?
正しく使用することが前提で、材質の違いは主に装着感やアレルギー対応、潤滑剤との相性の違いです。効果を素材の印象だけで比べず、各製品の説明書の指示に従って使ってください。破れたり外れたりした場合は、素材にかかわらず速やかに相談が必要です。
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いつもの備えに。20個入りのサガミオリジナル002。
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